エンタープライズソーシャルはこれからの時代の当たり前 ~ROIは求めない~

「Excelは計算を楽にするでしょうか?」「 CRMは売上を増やすのを役立ちますか?」 「Googleは情報は情報取得に役に立つでしょうか?」

殆どの人が、これらのツールを使うことが有効であるということを知っているので疑問に思うことをしないと思います。たとえ誰かがこれらの質問に部分的に疑問や否定を持つとしても、これらのツールがインフォメーションワーカーにとっての利益を与えることを目的とすることに基本的には同意するはずです。

エンタープライズソーシャルでも同じことが言えます。 典型的なエンタープライズソーシャルツールでは、どこからでも情報を共有して、メッセージを送り、必要ならば後でそれを取り出すことができます。そして、多くのソフトウェアが可能にしてきたように、人々は生産性を押し上げるための役立つ道具としてエンタープライズソーシャルを使用し始めることが出来ます。

しかし、エンタープライズソーシャルがもたらす価値は他のツールが提供する価値やベネフィットとは異なり、それを使っていくユーザー数や、そこで共有されるコンテンツの量によって指数関数的に比例することです。

それにより組織がその効果を認識し始める前に少々の時間を要しますが、特定の目的(例えばCRM)のために構築される他のソフトウェアとは異なり、ソーシャルがもたらす価値は、より良い社員同士のエンゲージメントから始まり、さらなる収益の向上まで多くの可能性に広げることができるものです。

多くの人が、それぞれの特定の業務や用途のために使い始めるまで、ある種とてもフワフワしたものに感じられるかもしれませんが、 はっきりした目的が定められたとき、簡単にその効果は測ることができるはずです。

今日メールが生産性を高めるひとつのツールであることに疑問に思うこと人はいません。メールは企業内での公式なコミュニケーションやコラボレーションツールとしてあたりまえのように利用することとなりました。それはなぜでしょうか? 一時的に生産性のことを忘れてください。我々の多くは今日メールなしで仕事をすることができないわけですから。

ソーシャルネットワークという新しいコミュニケーションの手段を持つことで、我々は多くの社員との繋がりを持ち、そこから多くを学び、全体的な生産性を向上させることが出来ます。それを考えることはいたってシンプルで簡単なことです。多くの企業のトップが言うように、いま必要なのは変化です。

ソーシャルネットワーク構築は可視化が大前提

この数年で大企業の多くがソーシャル機能を実装し始めましたが、組織における様々なレイヤーが重なるように連携し仕事が強化されているという意味ではまだ十分ではないと思います。そこにはある種のバブル的なものがソーシャルにもみられ、大きなイノベーションがソーシャルテクノロジーによって、インフォメーションワーカーにもたらされると思いますが、そのバブルがすぐにはじけることになれば、直ぐにトップは明白な費用対効果を要求してきます。

現在ソーシャルのベストプラクティスはまだ発見されていませんが、例えばSCMの世界では「必要なモノを、必要なタイミングで、必要な量、必要な場所に、届ける」、これを実現するには「何が何処にどれだけ必要か」ということを計りますが、コラボレーションを推し進めるにあたっても、組織の現状をトラッキングすることができないならば、それを解決することはできないわけです。過去・現在・将来の「見える化」、可視性とその解析は、コラボレーションを進める上でも大前提と言えると思います。